自力でタイヤ交換
寒冷地ならば避けては通れない年2回のタイヤ交換。お店でやるという手もありますが、
行くのが面倒だし、なによりお金を掛けたくないw
また、普段は見ない車体底とかの目視確認もできるので、私は自力でやります。
1 事前準備
まず、車のマニュアルを見つけ出し、注意事項を読んでください。
この時の確認ポイントは
①ボルト締め付けトルク (○○N・mで記載されています)
②ジャッキをあてる位置
の2点です。
次に、どこでタイヤ交換をするか場所を決めてください。ある程度水平で尚且つ、作業スペースがある場所が望ましいです。
2 必要な工具・資材
必要な工具・資材は「軍手、輪留め、トルクレンチ、ジャッキ、マイナスドライバー」です。
軍手:言うまでもなし
輪留め:安全のため必須です
トルクレンチ:ボルトを指定されたN・mで締め付けるために必要です。
ジャッキ:タイヤ交換時、車を浮かせる必要があります。その時に使います。
マイナスドライバー:ホイールカバーを外す時に使います。
タイヤ保管袋:外したタイヤの保管に使います。タイヤはゴムなので、安い袋に包んで保管すると、袋の成分によりダメージを受け寿命が低下します。
3 いざタイヤ交換、その前に
タイヤ交換の前に、諸注意とマメ知識を載せます
トルクレンチ
トルクレンチは注意事項が多いので、こちらを参照してください。
ジャッキ
ジャッキは車にもスペアタイヤとともに常備されています。(撤去してなければ)
ただし車載のジャッキは使い勝手が悪く、使用するさいにも非常に時間が掛かります。
きちんとしたものを買ったほうが良いです。
また、ジャッキは必ず使用説明書をよく読んでください。車をジャッキアップしているときに誤操作でジャッキが解除されると、車が落下して極めて危険です。
レンチ
レンチ又はクロスレンチと呼びます。これも車載されていますが、短いため使い勝手が悪いです。レンチはてこの原理で使うため、長いほど楽に締め付けられますが、車載はどうしても短いです。
絶対に車の下に入らない
絶対に車の下に入らないで下さい。しっかりとジャッキアップしていても、不慮の事故(人や車がぶつかってくる)等でジャッキが外れれば、アウトです。
4 手順
①車を作業場所に移動させる。
水平で作業スペースがある場所に移動させてください。
②サイドブレーキを掛け、輪留めをセットする。
絶対に手抜き・サボリをしないこと。
③ジャッキアップする
ジャッキでジャッキアップします。ジャッキポイントはマニュアルに書いてあります。
絶対に正しい位置でジャッキアップして下さい。車が破損します。
尚、車種によっては、左右一回ずつジャッキアップでOKなものもあれば
前後左右一回ずつの計4回ジャッキアップ必要なものもあります。
④ホイールカバーを外す
マイナスドライバーを使って外してください。このとき、タイヤの空気注入孔の位置に
注意してください。ホイールカバーがガシガシ当たると、空気漏れの原因になります。
⑤ボルトを緩める
反時計周りに回して緩めてください。外したボルトは保管しておくこと。
⑥タイヤを外す
タイヤを外します。このとき、タイヤを持ち上げるようにして外すのがポイントです。
外したタイヤは保管袋に入れます。この時保管袋に、
「タイヤが車の前後右左のどこで使用していたか」を必ず記載してください。
⑦タイヤ取り付け・ボルト締め付け
交換するタイヤを取り付けます。
次にボルトを締めていくわけですが、必ず対角線上に締め付けていってください。
また、一気に締め付けるのではなく、ある程度締め付けたら、次の対角線上のボルトを閉めるようにしてください。
⑧ホイールカバー取り付け
ホイールカバーを取り付けます。外すときはマイナスドライバーを使いましたが、はめるときは手で押し込んで大丈夫です。
ただし、タイヤの空気注入孔に注意してください。この時、注入孔に気づかず無理矢理ホイールカバーを取り付けて、空気漏れを起こす人が大量にいます。
⑨ジャッキダウン
ジャッキダウンします。慎重にゆっくり行ってください。
機種にもよりますが、写真赤丸のツマミをハンドルで回す事でジャッキダウンします。
⑩片付け
③~⑨をタイヤ本数分行えば完了です。車をもどす際は、輪留め回収を忘れないようにしてください。
5 その他
タイヤ交換の際、取り外したタイヤの状態を確認して下さい。このとき、ひび割れ等があれば交換サインです。ただし、細かい判定は素人では厳しいので、近くの整備工場などで見てもらってください。
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