三沢市で出没したクマ、生態とクマよけについて
1 三沢市での出没状況
2018年7月頃は、市内で目撃情報が相次ぎました。マップはこちら。
記事を書いている(2018年8月)時点で目撃情報はもうないので、山に帰ったのでしょう。
まあでも、いつ歳出没するか分かりませんので、対策等を書いていきます。
2 そもそも三沢市に出没したクマの種類は?
クマといっても、いろいろ種類があるはず。目撃情報では種類まで特定されていませんでした。ということで調べてみましたが、結論からいうとツキノワグマでした。
①ヒグマ 北海道にしか生息していない
②ツキノワグマ 本州と四国と九州 (九州は個体数が極めて少ない)
日本にはこの2種類しか生息してないそうです。てっきりもっといるかと思ってしました。クマ出没・捕獲ニュースでは「熊」としか表記・報道しない事が多いですが何故だろうか?
3 クマ対策(クマよけ)
クマよけですが、大まかに下記3通り。HPが充実してアフィが貼れる様になったら、商品リンクも貼るよ!
①鈴・ベル
一番有名でお手軽ですね。観光地によっては、貸し出しもしてた気がします。アウトドア好きは買っておいたほうがいいかと思います。
ただし、地域によっては鈴・ベルは効果が無いそうです。地域によって事情が異なるのは
1猟師がいるか。(クマにとって人間は危険と認識されているか)
2クマが人慣れしているか。(人工の音に慣れているか否か)
といった複数の事情が絡んでいるからだそうです。ぶっちゃけると、どこの地域で鈴・ベルが有効か、よく分かってないというのが現状。Σ(´Д`lll)エエ!!
②爆竹・ロケット花火
爆竹・ロケット花火を使う方法。かなり効果は高いようですが、場所によっては他者に迷惑もかかるので注意が必要。尚、極一部の地域によっては、むしろ熊を引き寄せるとのこと。
爆竹・ロケット花火の音がする→人間がいる→ゴミや猟師が狩ったシカの残滓が漁れるよやったね! という学習をしてしまったのではないかと言われています。
③撃退スプレー(ベアスプレー又はクマスプレー)
トウガラシを主成分とした一種の催涙ガス。極めて強力で、適切に使った場合、撃退率はほぼ100%とのことです。(少なくとも、撃退失敗例は自分が調べた範囲では無し)適切に使うというのは、4m以内でクマに噴射するということ。いやいや、素人だったら4mどころか10mくらいの位置で使っちゃうよ・・・・。4m以内で使うコツは、常にイメージトレーニングをしておくことだそうです。うーん、山登りならまだしも街中でバッタリは流石にイメトレ不可能だなぁ。
4いざ出会ったら
①睨み付けつつ、徐々に後退。これが基本。
②木に登る。木に登っても木登りが得意なクマには意味が無いとTVではよく言っていますが、調べたところ有効だそうです。人と出会うという緊張状態でわざわざクマは木登りなんてしないし、平地でクマに馬乗りされるというアウトな状況を回避できるからだそうです。
③撃退スプレー。上でも書いたとおり、きちんと使えば確実に撃退可能
5雑記:クマにまつわる有名な事件
「クマ 食害(しょくがい)」 で検索すると出てきます。調べてて身震いする・・
①十和利山熊襲撃事件(とわりやま くましゅうげきじけん)
2016年に秋田県で起こった事件。ツキノワグマが山でタケノコ・山菜採りをしていた人を襲い、4人が死亡、3人が重傷を負いました
②三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)
TVでもよく取り上げられる事件。1915年(大正4年)に北海道の開拓集落をヒグマが襲撃し、7人が食い殺されました
③石狩沼田幌新事件(いしかりぬまたほろしんじけん)
1923年(大正12年)に北海道で起こった食害事件。三毛別事件と同様、開拓民が襲われ、5名が死亡、3名が重傷を負いました。
④福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件(ふくおかだいがくワンダーフォーゲルぶヒグマじけん)
1970年に北海道で起こった事件。福岡大学ワンダーフォーゲル部員がヒグマに襲われ、3名が亡くなっています。
最近のコメント